役員になれば勝者か。セカンドキャリアを作った者が今の時代の勝者

役員を目指すのも生き方として有り。でも定年後を考えた人生プランを実行した者が、これからの時代は勝者だ。サラリーマンの目標に「いつかは役員、いつかは社長」がある。出世を目標に頑張るのもサラリーマンとしての一つの生き方だろうが、役員の席に座れるの人数は限られている。目標達成、上司との人間関係と、心身ともに擦り切れることも多い。うまく席を確保できれば誇らしくもあるが、うまくいかず恨みつらみで大事な時間を過ごすのも馬鹿らしい。会社員時代は人生の一部でしかない。とにかく定年後が長い人生なのだから、仕事に自分を合わせる生き方から、自分に仕事を合わせる生き方にシフトし、アフターサラリーマンでハッピーな人生を歩むことの方が価値があるのではなかろうか。早いうちから人生設計の見直しが必要では。

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役員になれる割合は0.1%。なれたとしても所詮組織の一部

大企業において役員になれる確率はわずか0.1%という。規模が小さい会社であればもう少し確率も上がると思うが、なかなか厳しい確率だ。部長にすらなれない人の方が多いのが現状だ。とはいえ新卒一括採用を取る日本の会社では、同期入社という見方をされ、誰が出世コースを走っているか気になるものだ。

同じ土俵で戦っていると、負けたくないという気持ちが出てくるのもわかる。期待されることの喜び、人から認められることの満足感、さらに達成感に自尊心と、競争を勝ち抜く度に自己肯定感が上がっていく。とはいえ、いくら出世街道をまっしぐら駆け上がり役員になれたとしても所詮組織の一部であることは間違いない。役員にでもなれば余計プライベートの充実は難しくなってくる。すべてを会社のために費やすわけだから、自分の将来を考えることも無くなるだろう。会社のことを考えるのはいいが、一体誰があなたの人生を考えてくれるのだろうか。

必ず無職になる時が来るのだ。だからこそセカンドキャリアを考えておこう

役員となれば特に定年は決まっておらず、対応は会社によりさまざま。ただし上場企業のような大企業においては、役員にも定年制度が導入されている場合が多い。会社に捧げる人生も良いが、いずれ辞める時が来る、無職になる時が来るのだ。であればやめてからの人生が長いのだから、私は役員になる道もいいが、早いうちからセカンドキャリアを考え、自分を活かせる、自分らしく振る舞える仕事と生き方を考えても良いではないかと思う。いろいろな働き方がある時代だから、その方が今の時代にはあっていると思う。特に男性は会社員を辞めたらやることがなく淋ししい人生を送っている人も多い。それまでに培った経験をもとに、生涯現役で働くことができる自分のビシネスを持つべきではないだろうか。きっとセカンドキャリアがあなたを花咲すことだろう。

会社員生活の勝者か人生の勝者か

私の友人で地方銀行に勤めてたい人間がいる。彼は50歳の時のライフプランセミナーを受けて、自分が将来のためになんの準備もしていなかったことに唖然としたという。その後縁あって不動産に関わることとなり、55歳で退職し独立。今では地方でも有名な不動産ビジネスマンとなっている。

会社員時代の彼が勝者だったかどうかはわからないが、長い人生においては勝者になったのではないだろうか。もちろん本人の才覚があることは間違いないが、早いうちにこれからの人生を考え、決断した彼はさすがだと思う。ファーストキャリアを活かしてセカンドキャリアで大活躍している彼の姿を見て、誰もが羨む生涯現役、右肩上がりの人生だと感心するばかりだ。

まとめ

人生100年時代を迎え、多くの時間を費やすサラリーマン時代の時間も、長い人生の中では一部と考えてもおかしくない。陸上のトラックでいうと、サラリーマン卒業までが第3コーナー、定年後が第4コーナーだ。第4コーナーもしっかり時間がある。そして第4コーナーが充実してこそ「良い人生だった」と言えるのではなかろうか。第4コーナーをいかに生きるか、その計画を第3コーナーのうちにしっかり立てた人間が、これからの時代の勝者と言えるのではないだろうか。

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